火災保険を検討する際は「自力再建という大前提を知ったうえで検討しましょう」とお話ししました。
今回は前回の続きとなります。
■火災だけじゃない火災保険
火災保険は火災だけでなく、風水害などの自然災害による被害までカバーします。
なかでも留意して欲しいのは、自然災害のリスクが、わが家にとってどの程度深刻かを知り、それによる「補償内容」を選ぶことです。
毎年、風水害などの自然災害は起こります。台風や大雨により、住宅全壊などの甚大な被害をこうむることがあります。それでも人が生きていく限り、住まいは必要ですし、住宅が全壊しても住宅ローンの返済は続きます。
したがって、風水害と地震によるダメージがある場合、「保険」による十分な手当てが必要になります。
マイホームの抱えるリスクは、立地や建物の構造などにより大きく変わってきます。ですから、火災保険の検討に先立ち、わが家にどのような災害リスクがあるのかを見極めることが、補償を選ぶうえでのファーストステップになります。
■ハザードマップ見ておこう
立地や建物で異なる災害リスクを調べる方法は簡単です、
市町村ごとに「ハザードマップ」を公表しています。マイホームの抱える災害リスクを知るには「ハザードマップ」を確認するとよいでしょう!
ハザードマップとは、自然災害の被害を予測し、その被害範囲を地図化したもの。全ての市区町村で作成されているわけではありませんが、洪水や高潮・地震・土砂災害など各々の地域において必要なハザードマップが作成されています。
ハザードマップを入手するには、市区町村のホームぺージで確認する、あるいは「国土交通省」から日本中の各市区町のハザードマップを確認するといった方法があります。
磐田市役所ハザードマップ
袋井市役所ハザードマップ
掛川市役所ハザードマップ(防災ガイドマップ)
国土交通省ハザードマップポータルサイト
■住宅ローンを利用しての火災保険
かつては、火災保険の付保期間を住宅ローンの返済期間と同期間の長期契約ができたのですが、近年の保険金を支払う災害がひんぱんに起こったので最長10年に変更になりました。
ただし、火災保険料を長期(10年)一括払い契約にしなくて毎年払いという選択もできます。10年払いにしておけば更新手続きが不要となり、あわせて保険料の割引を受けられるので保険料が割安になります。
デメリットとしてあげられるものとしては、契約後長年にわたり契約内容の見直しをしないでいると、いざという時に十分な保険料を受け取れないといった不具合が生じることがあります。
その点、長期契約ではつい見直しの機会を逸してしまいがちなため、注意が必要です。
たとえば、新築したばかりでお金の余裕がないときに入った火災保険。少しでも安くしようとしてに「水害」の特約をはずしてしまった。
「近くに洪水になるような川がないから大丈夫だろう」実は、これがとんでもなかったりします。
市町村の洪水(浸水)ハザードマップでは3Mから5M の洪水になるハザードが想定されていました。いまからでも遅くありません。「水災」も追加して加入しておきましょう。
これ、ガンバル不動産の自宅の実話です(てへぺろ)
本当のイザに備える保険だからこそ、ご自身が安心・納得できる形で契約したいものですね。
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「住まいには人生を変える力がある!」 今日もいつものガンバル不動産でした。