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旗竿地を少し考える  ズバッとわかる ガンバル不動産

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土地探しのお役立ち

2019年04月15日

旗竿地を少し考える  ズバッとわかる ガンバル不動産

旗竿地購入の前にメリットとデメリットを考える


『旗竿地買おうと思っているけどどう?』と質問うけました。


どう?と言われ、そこは不動産のプロ。
しばし考えて、こんな風に答えました。


「たぶん旗竿地のポイントは…だよね。」


以下、旗竿地を購入するメリットとデメリット
整理したテキストがあるので
シェアしておきましょう。




☆☆☆旗竿地のメリット
旗竿地のメリットは大きく3つあります。

1.土地の値段が安い
2.防犯性とプライバシーが高い
3.道路に面していないから静か

■旗竿地は土地が安い
旗竿地最大のメリットは土地代の安さでしょう。

同じ金額を出せるなら
一般的な土地よりも一回り大きな土地を購入することができます。

同じエリアでも旗竿地だと評価価格が低いため
同じ予算であれば一回り広い土地を購入できます。

■防犯性とプライバシーが高い
意外かもしれませんが旗竿地は「防犯性が高い点」と
「プライバシーが確保されている」こと。

道路に面していると、
どうしても外部の不特定多数からの視線が気になります。


中に入り込んだ旗竿地なら
通行人からの視線を気することもありません。


逆に土地が広くない角地は窓が道路に面する間取りが多いため
意外と通行人の視線を感じることが多いです。


人は窓があるとそっちを見てしまう癖があるからです。
狭い角地の家では恐らく窓はずっと締めっぱなしになるでしょう。


また


玄関までのアプローチ(竿部分の土地)は隣家の目があるため
侵入者を拒むことが期待できます。


■道路に面していないから静か
旗竿地は道路から数m奥まるため
比較的静かに暮らすことができます。


バイクの反響音はさすがにうるさいと感じますが
大通り特有の騒音からはかなり守られるはずです。

 

★★★旗竿地のデメリット
旗竿地のデメリットは大きく3つ


1.お隣さんと近いので圧迫感を感じやすい
2.引込み工事が高くなる
3.駐車しにくい


■隣家の圧迫感を感じやすい
旗竿地の特性として、
4方とも家に囲われているため、圧迫感を感じやすいです。

よく言われるのが

「旗竿地は隣地と近く窓を開けて生活できない」
「隣の生活音が気になる」とおっしゃる方もいます。


それは旗竿地でない普通の土地でも一緒のことです。


隣地の家からどれくらい離れて家を建てられるかは
どの土地もそう大して変わりません。(極小の旗竿地なら話は別ですが・・・)


■ライフラインの引き込み料が高くつく
家を建てる際に余分に費用が掛かる事もあります。

例えば、水道の引き込みは建物までの距離が
長いので少し余分に費用が掛かってしまいます。


■駐車しにくい
旗竿地での駐車は幅が狭い分やはり駐車しにくいです。

駐車場が縦列駐車になると
車の出し入れがかなり面倒くさいです。


□旗竿地の駐車場
旗竿地に駐車場を設ける場合大きく分けて2つ。


●旗竿部分に注射する方法
●奥の敷地まで乗り入れる方法


中の土地が大きいのであれば
車を敷地奥まで乗り入れて駐車する方法が可能です。


敷地内でゆっくり駐車できるので
運転が苦手な人にも安心のプランニングです。


旗竿地の「竿」の部分を駐車場にする方法はどうか。
重要になってくるのが間口の大きさ。


つまり竿部分の幅のことです。


竿部分に駐車場を設けるなら最低でも2.6mは必要になります。


軽自動車やコンパクトカーであれば2.6mでもなんとかなりますが、
将来を考え少し大きめの車を買う予定があるのなら3mは確実にいります。

コンパクトカーでも全面道路が狭いようなら

(例えば前面道路5mなら)
間口は3mくらいあると駐車しやすくなります。


道路との接道面に隅切りがあると
車の通行もそれほど気を遣わず、運転も楽になります。
 
 

■旗竿地を選ぶときのポイント

正直旗竿地はポイントさえ押さえればとてもいい土地です。

3つ当てはまれば旗竿地としては優秀だと思います。


●接道間口が3m以上ある
●接道面に隅切りがある

●前面道路が6m以上ある
●主要採光面が南側に取れる
●南側の隣家と5m以上離れている
●東・西・北(南)の隣家との距離が1m以上取れる
●高い塀や樹木がない
●周りの土地価格より2割安い


間口が3m以上あれば駐車にしても
通行にしても大きな不便は感じないと思います。


北入りでも東入りでも
どの方角からの入りでも良いのですが、

主要採光面が南であれば東西北の窓を最小限にし
プライバシーを確保することができます。

その際に大切になってくるのが、隣家との距離。

隣家の家の高さにもよりますが
南側の隣家と5m以上離れていれば
採光をある程度確保することができます。

隣家の外壁までの距離が1m以下の場合
圧迫感や精神的な近さを感じてしまいます。

1m以上の距離が確保されていれば
奥まった土地でも詰まった気持ちにはなりません。

あるいは

南側に大きな窓と吹き抜け上部に天窓をつけて
開放感を出す工夫もできます。
 

■■■旗竿地のまとめ■■■

一般的に敬遠される旗竿地ですが
こうやってみるとをメリットが多いことに気づきませんか?

旗竿地は非常に住みやすく、かつお値段もお得な土地である、という結論です。


はぁ 長かった! 読み切ったあなた、お疲れさまです。
いっしょにビールでも飲みましょう。



最後に ガンバル不動産は

「土地にいい土地も悪い土地もない。
そこにあるのは現況だけ」

「どんな土地でも設計の工夫次第でデメリットをメリットにすることができる」


と思いますと付け加えておきます。